ずっと担当させて頂いているお客様には話したことがあるのですが、私が美容師を志した時の話をしようと思います。

小学校2年生から吹奏楽部に入っていた私は、そのまま中学・高校まで吹奏楽を続けました。

将来は当然のように音楽に携わる仕事をするもんだと思ってました…というか、プロの奏者にもなりたかったし、作曲家にもなりたかったですね。

当時 “私は作曲家” 的な意味合いの先走りすぎたメールアドレスの時期もあった気がしますし…。

何でも出来る気がしてましたね。

いや多分、本当に何でも出来たはずで、でも本気でチャレンジすらしなかったんだよなって今なら思います。

私はあろうことか、音楽と美容を天秤にかけどっちにしようかなーみたいな感じで考えてました。身の程知らずですね。

そこで、フルートのプロの先生に相談した所(この行動すら恥ずかしい…)

「音楽は趣味でやるのが1番楽しいんだぞ」と言われ、口には出さない色んな意味が込められてたとは思いますが(無謀だなとかも含めて)仕事にしてる方にそれを言われたら”これ以上の説得力はない”と感じたし、「そうか、美容を選べば楽器も吹き続けられるんだ!」と思い、美容の道に進みたいと思いました。

私がそこで目指したのはエステティシャンです。美容学校も郡山・仙台・水戸と見学に行き、仙台の美容学校のエステ科に入ることも決め、あとはもう入学を待つだけ位の気持ちでした。

進路の先生からの言葉や、親との小さなケンカなど色々な事が起こり、高校3年生のもうすぐ11月になろうとしている時に美容師になろうと決め、その後、東京の美容室の就職試験を受けようと決めました。