毎日のように母が様子を見に来てくれた。

その間なにをしているかというと…

少し離れて2人を眺めているだけ。

母の肩ごしにこっちを見る娘。

いや…まだそんなに見えてないからたまたまだったとは思う。

でもその視線が怖くて「見ないで」って思ってた。

ほとんど記憶にないけど、娘の体重はむしろ増え過ぎなくらいだったし、特に何も問題はなかったから最低限のお世話はしていたんだと思う。

本当に最低限のこと。

「それで良いんだよ」っていろんな人が言ってくれた。

でも毎日ぐちゃぐちゃな頭と心でも思っていたのは、この真っ暗な闇から抜け出せた時、その時の自分はきっともう一度産まれたてのこの子に会いたくなる。もっとたくさん可愛がってあげたかったって絶対思う。産まれてすぐあんなに頑張ってた子なんだから「よく頑張ったね。これからはずっと一緒だよ」って心から言いたかったなって必ずなる。

分かっていたし、これを書いてる今、まさに毎日のように思っている。

それでも…

笑顔をたくさん見せてくれるようになってもまだ何も感じることはなかった。